編集者活動日記

2018年某日

読むのが好きになるきっかけを ライター・小窪瑞穂さん

小窪瑞穂さんは仕事を通して知り合った友人で、
読書案内の設計図段階から、彼女にはこの企画の話をしていた。

『ムーンライト・シャドウ』の案内文をふたりで書けたというのは
この読書案内を始めてから、個人的に私が嬉しかったことのひとつだった。
客観的に見れば、私の案内する『ムーンライト・シャドウ』が
悲しさと切なさが目立つものだったことに対して、
瑞穂さんの案内する『ムーンライト・シャドウ』には
深い悲しみへの共感があったからこそ生まれる奥行きと温もりがあった。

これは、2018年5月のウェブサイトオープンの初回に
紹介してもらう本を相談したメールのやり取りにあったもの。

「本は人生を変えると思っています。
 誰かの人生を変えるかもしれない本について言葉をつづるのは幸せなこと。
 個人的には読むのが好きになるとっかかりを作れたらいいなと思っています。
 ひとたび好きになったら、そこからは自分の趣味で
 掘り下げていったらいいと思うし、
 ある程度の定番も紹介していきたいけれど、
 なにせどれが定番なのかあまりわかっていません(笑)」